抑うつ状態から抜け出した今もカフェインは辞められない

心療内科の通院と服薬を辞め、生活改善をして抑うつ状態を克服できても、習慣として変えられていないことがいくつかあります。
その1つがカフェインの摂取です。

単純な話、コーヒーは昔から大好きでした。紅茶もです。
晩酌をしないため、何か飲むといえばコーヒー・紅茶です。生活改善の最中は、白湯や番茶(ほうじ茶)、ミネラルウォーター、牛乳も取り入れました。しかし、コーヒーを断つことはできませんでした。

どこまで身体に悪いのか、精神的に悪いのか、さじ加減は今も難しい選択です。

カフェインの効果

専門家ではありませんから、体感しか分かりません。知っている知識では、やはりカフェインは眠気を抑え、短い時間の集中には役立つと感じています。
抑うつ状態の頃、調子が良い時間帯というのもあり、ついアレコレと考えたり行動したりしていました。
しかし、今思えばそれでも身体も精神もツラかったため、せめて調子が良い時間にやり遂げたいので、コーヒーなどでカフェインを摂取してギュッと短時間の活動をしていました。

メリハリというと良く言い過ぎですが、駄目な時はベッドで横になっている状態でしたから、動ける時に動くためにもそのタイミングでコーヒーは毎日飲んでいました。摂る水分はコーヒーのみといった感じです。

当然ながら飲み過ぎると胃に良くありません。これは身体的なことです。どうしても胃が荒れるので、後々、気分も悪くなることもあれば、食欲が湧かないことに繋がります。

精神的には眠れなくなるという弊害もあります。

そうでもしないと活動できなかったわけです。その意味では効果があったと今でも思いますし、その時に動けたことで助かったこともあります。

コーヒーは1日1杯へ

あれからだいぶ時も経ち、健康を取り戻した今、コーヒーは1日1杯だけになりました。朝起きてから1回です。
紅茶は毎日ではありませんが、午後に紅茶をいただきます。これは2〜3杯でしょうか。

酷暑が続く夏場はミネラルウォーターが大半になりました。それでも朝のコーヒーは欠かせません。

逆にそれ以外の飲み物、特に砂糖が多い飲み物は全く飲まなくなりました。缶コーヒーも10年くらい飲んでいませんから、思いがけず砂糖断ちはできたことになります。

最近はそこまで節制はしていません。別に何を食べても大丈夫なのですが、どうしても甘い物が食べたい時はバナナといった果物にしています。

結局、コーヒーは辞められませんが、症状がぶり返すことは一切なく10年は経過しています。コーヒーは少々飲み過ぎていたので、摂取量が少なければ身体も精神的にも影響していないですね。

むしろ、朝から集中できる分、考えることや細かく動くことは朝一にまとめて取り組んでいます。

あっ、もともとコーヒーは砂糖とミルクなしのブラックでいただくのが好みです。
サラリーマン時代は缶コーヒーを奢っていただく機会も多く、もちろん自分でも購入していました。あれは砂糖が多くてヤバイですね。

コーヒーの代わりに冬は番茶(ほうじ茶)がメインに

同じお茶でも、香ばしい番茶や玄米茶が好きです。
冬場はアツアツを飲みたくなるので、日中は緑茶より番茶を飲んでいます。

白湯は抑うつ状態が一番ヒドイ時期に毎晩就寝前に飲んでいました。
特に鉄瓶で湧かした白湯が最高です。(これはまた別に書きます)

お茶もカフェインは含まれていても、コーヒーよりはだいぶ少ない(半分以下)ため、それなりに量を飲めます。

今も眠れない夜は、ほうじ茶や白湯を必ず飲みます。1杯で良いのでアツアツをいただくと胃が温まってよく眠れますね。
私は普段はお酒を飲まない人のため、晩酌をする人はどうなのか分かりません。

生活改善は飲食から

実践してきて感じたのは、運動も含めて生活改善するのに飲食物から変えていくのが適当でした。
特に飲み物です。

食べ物も変えてきましたけど、飲み物を変えると、食事も変えやすかった気がします。

コーヒーを断つ(ことはできなかったけど)と、代わりの飲み物が欲しくなります。喉が渇く意味でも何か飲みたいですから。
大半の量を別の飲み物に変えることで、最初はツラくても慣れると食べ物も同じでは無くなっていきました。

飲み物に合う合わないがあります。
コーヒーだとパン類やパスタ類が食べたくなりますが、ほうじ茶だったらやはり和食が合います。そんな感じです。

いきなり全部を変えるのは大変なので、先ずはメインの飲み物を変えるとスムーズかと思います。

アレルギー食材

ちょうど生活改善をする前、血液検査でアレルギー反応をみる機会がありました。これは偶然でした。

特に小さい頃から何もアレルギー反応は無かったから気にしてはいませんでした。今は色々と分かるので驚いたのですけど、「牛乳」にアレルギー反応がありました。それほど大きな反応では無かったので日常に問題はありません。

牛乳自体は、元々好きな飲み物というわけでもなく、かといって避けることもありませんでした。むしろ生活改善を始めたから積極的に摂っていました。栄養素としてはカルシウムやタンパク質の摂取に最適だからです。自分は卵の方が効果的だったのですが、牛乳も毎日飲んでいました。

ちょっと摂るのを減らしましたね。

アレルギーは人それぞれなので、いくら身体に良くても避けた方が良いなら他の食材から必要な栄養素を摂りましょう。

メインをお茶系に変更しただけでも違う

抑うつ状態にコーヒーが悪いわけではありません。むしろ役立つ効果もありました。
とはいえ、何でもやはり摂りすぎはよくありません。

自分の身体を形成する主な飲み物がコーヒーというのはいただけませんね。

カフェインで興奮するような要素も減り、抑うつ状態から平常心を取り戻す過程では邪魔でした。

全員ではありませんし、何もデータはありませんが、精神的に何かを患った人は、お酒だったりタバコ、カフェインに頼りがちな気がします。

適度ならストレス発散に繋がっているので、問題なく健康体だと思います。この適度は人によりけりです。
私の場合、コーヒーを辞めるよりも1日1杯でいいから飲めるのは精神的には楽なことで、トータルでバランスが取れている気がします。

100かゼロの考え方で、グレーな曖昧な状態が苦手な人は、抑うつ状態に陥る気がするため、「まぁ、辞めることはない」くらいでちょうど良いのかも?と思えるようになりました。

何でも適度に適当に、です。

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